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ドラッグストア店長になりたくない?激務って本当?仕事内容・実情を経験者が答えます!

ドラッグストア店長激務 ドラッグストア事情・転勤・引越

この記事では、ドラッグストア店長経験者の僕が「店長業務は本当に激務なのか?」について紹介します。

今現在、ドラッグストアの社員をしている人の中には、大変そうな店長の姿を見て、ドラッグストアの店長にはなりたくないと思っている人もいるのではないでしょうか?

実際はどうなのか、リアルな店長業務の内容や、内情を書いていきますね。

この記事は、以下の人に参考になります。

この記事が参考になる人
  • ドラッグストアに転職したい人
  • 現ドラッグストア社員で店長になりたい人
  • ドラッグストア店長の具体的な仕事内容を知りたい人
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僕は、ドラッグストア勤務歴約20年。

店長歴は約15年です。

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ドラッグストア店長は激務?実際の仕事内容

ドラッグストア店長の業務は激務なのか?

実際にどんな業務があるのかを紹介します。

基本は人・物・金の管理

店長業務の基本は「人・物・金」の管理です。

1つずつ詳しく解説していきますね。

人の管理

人の管理は、基本的にいっしょに働くスタッフの管理になります。

主に、以下のような内容です。

  • スタッフの教育
  • シフトなどによる人員管理
  • スタッフ間の人間関係

店長業務をやっていると、1番精神的に消費するのは「人の管理」でしょう。

特にスタッフ間の人間関係を取り持つのは、とても大変です。

働く人が多いほど、人間関係のトラブルは増えていきます。

「人の管理」は、コミュニケーション能力・バランス能力が必要ですね。

また、スタッフを教育し、接客・作業レベルを向上させることも大切な業務になります。

スタッフの仕事レベルが上がることで、店舗実績の向上に直結。

スタッフに仕事を任せられるようになるので、店長自身の業務負担も少なくなります。

物の管理

物の管理は、店頭に並ぶ商品の管理が主になります。

以下のような内容です。

  • 売り場の状況確認
  • 倉庫整理
  • 商品の発注状況や補充・品だし

ドラッグストア業界に限らず、小売業界でまず言われるのは「欠品をなくせ」と言われます。

※欠品とは、売り場に商品が並んでいない状態のことです。

なぜかというと、欠品が多い店舗はお客様からの信頼もなくなりますし、なにより商品が売り場にないので、確実に売上ダウンにつながるから。

店長は売り場状況を把握して、スタッフに品だし・補充などの指示を出す必要があります。

金の管理

金の管理は、売上や利益、店舗の経費などお金に関わる全般の管理を求められます。

お金の管理は、主に以下のものです。

  • 売上金の管理
  • 店舗で使う備品購入などの管理
  • 人件費などの管理

お金の管理がずさんだと、店舗スタッフの不正につながったり、最悪、強盗に目をつけられる可能性も。

お金の管理も店長の重要な仕事です。

オレンジ☆
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「人・物・金」を完璧に管理するのはとても難しいことです。

僕もできていない部分は多かったです。

バランスのよい管理能力が求められます。

数字の管理

数字の管理も店長の大切な仕事です。

会社が店長に最優先で求めてくるは、数字です。

売上・利益を上げられる店長が評価されます。

部門ごとの実績を定期的にチェックし、下がっている部門は改善していかなければなりません。

また、会社が売り込みを強化するように指示してくる「推奨品」の予算比向上も必要です。

現在、店舗をギリギリの人員でまわしている店舗も多く、数字の分析まで手が回らないのが現状です。

日々の業務管理

「人・物・金の管理」「数字の管理」とあわせて「日々の業務管理」があります。

主には、以下のような感じです。

●毎日の業務

接客、発注、前だし、荷出し、補充、掃除等

●週単位や月単位の業務

セール準備、お買い得POPの張替、週次業務、キャンペーン設置

●そのほか本部指示による業務

メール指示、配荷、販促物の設置、棚替え作業

毎日の業務

お客様の接客や、発注、荷出し、補充などは、毎日行う業務です。

店長は売り場の状況を把握し、スタッフへ補充や前だしの指示を出します。

週単位や月単位の業務

毎日の業務にあわせて行うのが、週単位・月単位で行う定期的な業務です。

週単位の業務

週単位で行う業務は、本部からの指示業務です。

本部から週に1回、指示内容がまとめられたものがパソコンにアップされるので、その指示を確認して業務を行います。

月単位で行う業務

ドラッグストアによってセール日が決まっているので、セール前になるとその準備をします。

また、1~2ヶ月に1回くらいのペースで、値下げしている商品のPOPを張り替える作業もあります。

そのほか本部指示による業務

そのほかにも、本部から送られてくるメール指示だったり、配荷商品の展開、販促物の展開、棚替え作業などを実行します。

メールでくる指示事項

突発的な業務は、ほぼメールで送られてきます。

そのため、業務中に定期的なメールチェックが必要です。

メールでくる内容は、以下の通りです。

  • 商品回収指示
  • 値段の変更指示
  • 売り場変更指示
  • 売上などの数字の進捗・改善指示等
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連休明けの勤務は、メールをしっかりチェックしようと思うと、30分~1時間ほどかかることもあります。

配荷・販促物の展開

配荷や販促物という言葉は異業種の人は、聞きなれないかもしれませんね。

配荷とは・・・

本部から強制的に送られてくる商品のことです。

配荷は、店舗にとって負担になることが多いです。

基本的に配荷で送られてくる商品は、店舗の意思は反映されません。

商品部のバイヤーとメーカーさんとの商談で決定した商品が、大量に送られてきます。

そのため、配荷で送られてきた商品を展開するのも時間がかかりますし、出し切れない商品は倉庫保管になるため、倉庫整理の時間も取られます。

販促物とは・・・

売り場に設置するためのボードや装飾品のことです。

販促物を設置することで、売り場が魅力的になります。

販促物が売り場に設置されていないと、寂しい印象の売り場になってしまい、商品の売れ行きが悪くなってしまうでしょう。

そのため、届いた販促物はしっかり設置する必要があります。

●販促物の問題点

販促物にも問題点があります。

売り場を装飾するために必要なのですが、実際のところ、半分以上が売り場に必要ないものが送られてきます。

そのため、最終的には売り場に設置されることなく廃棄処分に。

資材は無駄になるし、作業時間も取られてしまいます。

店舗ごとに必要な販促物が異なるため、ロスをなくすためには膨大な時間がかかります。

改善するのが難しい問題です。

スケジュール管理された棚替作業

売り場の鮮度を保つために、基本的には年に2回、ほどんどの売り場で行われるのが「棚替え」という作業。

棚替えにより、新商品が導入されることで売り場に新鮮さが保たれます。

棚替え作業は、店舗で勝手に行うわけではなく、何月何日に行うかスケジュールで決められています。

また、商品を並べる順番も決められているので、本部より配信された「棚割表」に基づいて棚替えを行うことになります。

オレンジ☆
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僕はこの棚替え作業は、比較的好きな作業です。

このような「日々の業務」を店長は把握し、スタッフへと振り分け、指示を出すことになります。

毎月の定例会議

毎月、店長会議も行われます。

会議は主に2種類です。

  • 他県から広範囲の店長たちが集まる会議
  • 近隣店舗の店長たちが集まるエリア会議。

会議の特長は、以下の通りです。

●広範囲の店長たちが集まる会議

取り仕切るのは、部長。

基本的に部長たちの話を聞くだけのスタイルが多い。

●近隣店舗の店長たちが集まるエリア会議

取り仕切るのは、エリアマネージャー。

店長たちの発言を求められる機会が多い。

オレンジ☆
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話を聞くだけの会議は、意味がないので必要ないと個人的には感じます。

休みはとれるの?

ドラッグストアの店長は、ちゃんと休みは取れているのでしょうか?

結論として、休みは取れています。

今は、法律で守られているので、企業側もちゃんと休みを取るように言ってきます。

ちゃんと従業員に、休みを取らせないと企業が罰せられますからね。

ただし、パートさんやアルバイトが急に休んだ場合などは、休日出勤することもあります。

店長業務が激務といわれる所以

なぜ店長業務が激務といわれるのでしょう?

それは、店長もプレイヤーとして動かないといけないからです。

店長は、指示だけをしているイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?

実際は、人員をギリギリまで削られているので、店長もプレイヤーとして動かないと、お店の業務がまわらないんです。

そのため、ドラッグストアの店長はやらなければならない業務を把握し、指示を出し、自らもスタッフと同じようにレジや作業をこなしています。

このように、会社・店舗のことを把握し、自らも接客や作業を行わなければならないことから、店長業務は激務だと言われているのでしょう。

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個人的には、肉体的な負担よりも、精神的な負担の方が大きいような気がします。

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ドラッグストア店長にはなりたくない?やりがいは?

現ドラッグストア社員の人の中には、店長の姿を見ていて、店長になりたくないと思う人もいるようです。

ここからは、これからドラッグストア店長を目指す人や、ドラッグストアへ転職を考えている人に向けて、僕が実際に感じたドラッグストア店長のやりがいをお伝えします。

数字が伸びたときの喜び

会社が店長に求めてくるのは、数字です。

自分が店長をしている店舗の売上や利益が伸びると、やっぱり嬉しいものです。

予算比や前年比が伸びていると、喜びと共に仕事をするモチベーションにもつながります。

結果がはっきりと目に見える数字面の向上は、店長をやっていてやりがいの1つになります。

スタッフの成長

自分の元で働いていた社員が、主任や店長に昇格すると喜びを感じます。

出来なかったことが、出来るようになる姿を見れるのは、店長のやりがいの1つでしょう。

また、真面目に仕事に取り組んでいるスタッフを見ていると、店長自身の刺激にもなります。

頑張っているスタッフに救われることも多々ありました。

自分のやり方で店舗運営できる

自分のやり方で店舗運営ができるのも、やりがいになります。

店長にも様々なタイプがいます。

  • 自分発信で自分のペースに巻き込んでいくタイプ
  • スタッフの意見を取り入れながら運営するタイプ
  • 黙々と自分の仕事をこなしていくタイプ

現ドラッグストア社員の人の中には、自分の店舗の店長を見ていて、もっとこうしたらいいのにと思う場面もあるのではしょうか?

会社の方針もあるので、店長でも自由に意思決定できない部分も多いですが、業務のこなし方やスタッフ教育などはある程度、店長の裁量でできます。

自分のやりやすいように店舗運営ができるのも、店長の魅力の1つでしょう。

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ドラッグストア店長になるのに必要なこと

ここからは、店長になるために必要なことを紹介しますね。

大体どの会社も店長になるためには、筆記試験・面接などをクリアしてから店長に昇格することになります。

登録販売者の資格は必ず必要

登録販売者という資格は必須になります。

登録販売者とは

登録販売者とは、一般用医薬品(市販されている薬)の販売に関わる資格です。

店舗営業しているどの時間帯も必ず1名以上は、登録販売者がいないといけません。

登録販売者の資格を持っていないと、店長はおろか社員になるのも難しいでしょう。

ドラッグストアで社員として働く以上、必ず必要な資格になります。

取っておくとドラッグストア業界への就職・転職にも有利です。

まだ登録販売者の資格を持っていない人は、取得しておきましょう。

自力で取得するのが不安な人は、webで受けられる手軽な講座もあるので、受講して合格を目指しましょう。

おすすめは「三幸医療カレッジ」です。

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県外異動ができるか

県外異動が承諾できるかも、店長になるために必要なことになります。

こちらも登録販売者の資格と同様、社員にも求められます。

会社側は県外異動できる人員が少ないと、新店出店時などにスタッフを思うように動かせないので困ってしまいます。

そのため、店長・社員になるためには、県外異動の承諾を求めてきます。

異動があると、大変ですが店長になるためには、県外異動も承諾しておきましょう。

ちなみに、異動頻度は1~6年です。

平均3年で異動というパータンが多いですね。

基本的な管理能力

登録販売者の資格・県外異動は必須になります。

それにプラスして、基本的な業務遂行能力ももちろん必要です。

店長に必要なものはバランス能力。

記事の冒頭で紹介した「人・物・金」をバランスよく管理する能力を身に付けましょう。

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まとめ

ドラッグストア店長は本当に激務なのか、仕事内容や店長になるために必要なことを紹介しました。

まとめると以下の通りです。

店長の仕事内容
  • 人・物・金の管理
  • 数字の管理
  • 本部からの指示事項
店長になるために必要なこと
  • 登録販売者の資格
  • 県外異動の承諾
  • 基本的な管理能力

記事の内容を見て、ドラッグストア店長になりたいと思ったでしょうか?

それともなりたくないと思ったでしょうか?

経験者の立場から見ると、1度経験してみるのもいいのかな、と思います。

店長になれば様々な人と深く関わることになります。

その経験は、人生の中でも貴重なものになりますよ。

店長業務は大変ですが、やりがいもあります。

ぜひドラッグストア店長を目指してみてください。

この記事が参考になれば幸いです。

それでは、また!

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