登録販売者の資格を取りたいけど、役に立たないという話を聞いて、資格取得をしようか迷っていませんか？
資格を取ったところで役に立たなかったり、意味がないと聞くと、無駄な労力になってしまうのではないかと不安になりますよね。
この記事では、登録販売者の資格が実際のところ、本当に役立つのか？を解説します。
僕は、ドラッグストア勤務歴約20年以上。
登録販売者という資格について詳しく知っています。
登録販売者の資格は本当に役に立たない？
本当に登録販売者という資格は役に立たないのでしょうか？
結論、登録販売者の資格は役に立ちます！
登録販売者の資格を1番活かせるのはドラッグストアです。
現在もドラッグストアは増え続けています。
さらにはスーパーやコンビニの中にもドラッグストアが併設されることも。
登録販売者がいないとドラッグストアは運営できません。
多くのドラッグストアやスーパー、コンビニが登録販売者を求めています。
これからも必要とされる資格のため、取得しておけば必ず役に立つでしょう。
なぜ役に立たないって言われるの？
それでは、なぜ登録販売者という資格が役に立たないという話が出てくるのでしょう？
確かに、ドラッグストア業界に勤めない限りは意味のない資格になってしまいます。
登録販売者は、市販されている薬の「一般用医薬品」販売のために必要な資格です。
そのため、ドラッグストア業界以外の業種では意味のないものとなってしまいます。
ドラッグストア業界の仕事に興味のない人は、登録販売者の資格は取らなくてもいいでしょう。
そもそも登録販売者って何？
登録販売者とはさきほども書いたように、市販されている薬「一般用医薬品」を販売できるようになる資格です。
登録販売者の試験は、受験資格や年齢制限などはなく、だれでも受験可能。
また、1度合格すれば一生なくなることはありません。
一般用医薬品の販売には、必ず店舗に1名以上の登録販売者が在中していないと販売ができないんです。
そのため、一般用医薬品を置いている店舗は1名でも多くの登録販売者を必要としています。
●登録販売者と薬剤師の違い
薬剤師は薬の調合や服薬指導、管理などを行える資格です。
登録販売者は、薬の調合などは行えません。
また、薬剤師は第一類医薬品の販売ができます。
登録販売者が販売できるのは、第二類と第三類医薬品になります。
ちなみに市販されている薬の9割近くが第二類・第三類医薬品です。
医薬品には
- 第一類医薬品
- 第二類医薬品
- 第三類医薬品
の3種類があります。
第一類医薬品は、飲み合わせや副作用に注意が必要な医薬品のため、薬剤師でないと販売ができません。
第一類医薬品には
- ロキソニン（飲み薬）
- ガスター10
- リアップ
などがあります。
おおまかに言うと
調剤薬局にいるのが→薬剤師
ドラッグストアにいるのが→登録販売者
という感じです。
薬剤師の方が試験が難しい分、給与が高くなっています。
登録販売者が役に立つ理由
登録販売者という資格が役に立つ理由を解説します。
登録販売者は将来性がある
登録販売者には将来性があります。
なぜなら、今もなおドラッグストア業界は拡大しているからです。
冒頭でも紹介したように、スーパーやコンビニでも一般用医薬品を販売する店舗が増えています。
一般用医薬品を販売する限り、登録販売者は必ず必要です。
これからも登録販売者の需要が増えることが見込まれるため、将来性のある資格といえるでしょう。
登録販売者は収入がアップする
登録販売者の資格を持っていれば、確実に収入アップにつながります。
その理由としては、どの企業でも登録販売者には資格手当がつくから。
社員以上であれば、10,000円前後～50,000円前後。
時給であれば100円前後の資格手当がつきます。
登録販売者の資格を持っていれば、確実に収入が増えますよ。
ちなみに、ドラッグストア店長の収入についてこちらで紹介していますので、興味のある人はどうぞ。
登録販売者は就職に有利
登録販売者の資格を持っていれば、ドラッグストア業界の就職にも有利です。
登録販売者の資格保有者が多いほど店舗運営がしやすくなるため、ドラッグストアは常に資格保有者を欲しています。
そして、ドラッグストア業界は慢性的な人手不足状態。
登録販売者の資格を持っているというだけで、就職にはかなり有利になるでしょう。
登録販売者は普段の薬選びに役立つ
登録販売者の資格を持っていれば、単純に市販の薬に詳しくなります。
一般用医薬品の成分についても勉強することになるので、自分で成分を見て薬を選べるようになりますよ。
登録販売者の資格を持っていれば、普段の生活でも役に立ちます。
登録販売者という資格の注意点
登録販売者の知っておいた方がよい注意点もあるので、紹介しますね。
資格発動には実務経験が必要
登録販売者の試験は誰でも受験できますが、受かったからといってすぐに資格として有効になるわけではありません。
登録販売者として本格的に資格が発動するには、ドラッグストア等で働く「実務経験」が必要になります。
資格として有効になる条件は、下記の通りです。
- 直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間（1ヶ月平均80時間勤務）以上の実務経験
- 直近5年以内に1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験に加え、指定の追加的研修を修了（令和5年4月1日より適用）
上記の条件が満たされるまでは、見習い期間となりますので把握しておきましょう。
ちなみに登録販売者の試験を受ける前でも上記の条件は適用されるため、ドラッグストアで働きながら資格取得を目指すのが1番効率がよいでしょう。
仕事内容は薬の販売だけではない
ドラッグストアで働く場合、登録販売者の仕事は薬の販売だけではありません。
ドラッグストアの業務はレジ以外にもたくさんあります。
商品の荷だしや補充・発注業務などもドラッグストアの仕事内容です。
特に社員以上になれば、店舗業務全般を任されることになるでしょう。
仕事内容が薬の販売だけだと思っていると、いざドラッグストアに就職したときに、実際の業務とギャップを感じることになります。
販売ノルマがあることも
会社によっては、推奨品というものがあり、特定の商品の販売を強化していることがあります。
推奨品には予算があるため、販売ノルマが課せられることも。
もちろん、自分自身で購入する必要はありませんが、販売へのプレッシャーはかかることになります。
こちらも社員以上になれば、販売力を求められることになるでしょう。
登録販売者1発合格を目指せる講座
登録販売者は、ドラッグストア業界に就職するときに必ず役に立つ資格です。
ぜひ、取得しておきましょう。
登録販売者の資格を持っているというだけで、面接官への印象がよくなります。
独学で学ぶこともできますが、おすすめは通信講座を利用することです。
2023年度の登録販売者合格率は44.4％。
半分以上が落ちています。
通信講座を使えば、合格率をアップさせることができます。
通信講座で1発合格を目指し、効率よく資格を取得しましょう。
おすすめの通信講座は「三幸医療カレッジ」です。
理由としては、三幸医療カレッジは登録販売者に特化した通信講座だから。
合格実績は、なんと90.5％。（※2023年12月5日時点。講座名：受験対策講座eラーニング+全国公開模擬試験（自宅受験）+直前対策セミナーeラーニング）
全国平均の2倍と圧倒的な合格実績を誇っています。
独学だとどのように勉強していいか分からず、不安になることも。
通信講座なら最適な勉強方法で合格を目指せます。
三幸医療カレッジの特長は、以下の通りです。
- 高い合格率を実現しながら、他スクールより少ない費用で受講できる
- 1回約15分全84本の動画授業が1年間見放題
- 1回平均15分程度の授業だから”すきま時間”に勉強できる
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料金は以下の通りです。
| 受講コース | 料金（税金） |
|---|---|
| eラーニングコース | 通常 35,200円 |
| DVDコース | 通常 47,300円 |
＼ほかのスクールより少ない費用で受講できる／
登録販売者の通信講座については、こちらで詳しく解説しています。
まとめ
登録販売者の資格は、役に立たないのかについて、資格保有者の目線で解説しました。
登録販売者の資格は、確実に役に立ちます。
収入もアップするし、就職にも有利ですよ。
また、自分で市販薬を選ぶときにも役立ちます。
ぜひ、資格取得しておきましょう。
この記事が、登録販売者の資格取得を目指す人に役立てば幸いです。
それでは、また！
