最近はエコカーの種類も増えてきて、電気自動車やハイブリッド車への乗り換えを考えている方も多いのではないでしょうか?
環境にやさしいエコカーは、エコカー減税やグリーン化特例によって税金が優遇されます。
この記事ではエコカー減税がなくなるのはいつなのか?2023年以降どうなるのか?について分かりやすく解説していきます!
- 電気自動車などのエコカーを購入しようと思っている人。
- エコカー減税がなくなるのはいつなのか、2023年以降どうなるのか、を知りたい人。
- エコカー減税、グリーン化特例、CEV補助金について知りたい人。
この記事では
- エコカー減税の優遇措置はいつまでなのか
- どれくらい減税されるのか
- 対象車はどの車か
などが分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
エコカーが優遇される制度って何がある?
エコカーが優遇されるものとしては
- エコカー減税
- グリーン化特例
- CEV補助金
などがあります。
エコカー減税やグリーン化特例は、自動車にかかる税金を軽減してもらえる優遇措置です。
2023年の3月や4月で終了予定でしたが、適用期間が延長されました。
車に課せられる税金の1つである環境性能割も、車の環境性能に応じて金額が軽減されるので、エコカーに対する優遇措置といえるかもしれません。
一方、CEV補助金は、車の購入時に国や自治体から出る補助金になります。
エコカー減税やグリーン化特例については、自動車にかかる税金を知っておいた方が分かりやすいので、かんたんに見ていきましょう!
自動車にかかる税金は主に3つ!
自動車にかかる税金は主に3つです。
- 自動車税種別割(自動車税)、軽自動車税種別割(軽自動車税)
- 自動車重量税
- 環境性能割
それぞれについて、かんたんに説明していきます。
自動車にかかる税金について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
自動車税種別割、軽自動車税種別割とは
自動車税種別割は以前は「自動車税」と呼ばれていました。
自動車税種別割をかんたんにまとめると、下記の通りです。
- 自動車を保有していることで支払う税金。
- 支払うタイミングは年に1回5月。
- 13年経過すると税額が上がる。(電気自動車やハイブリッド車などの特定のエコカーは対象外)
自動車重量税とは
自動車重量税をかんたんにまとめると、下記の通りです。
- 自動車の重さにかかる税金。
- 重いほど税額が高くなる。
- 支払うタイミングは、購入時とその後の車検のたびに支払う。
- 車を保有して13年経過後と18年経過後に税額が上がる。(電気自動車やハイブリッド車などの特定のエコカーは対象外)
環境性能割とは
環境性能割をかんたんにまとめると、下記の通りです。
- 自動車の環境性能に応じて支払う税金。
- 燃費がよい車ほど減税される。
- 支払うタイミングは、購入時のみ。
- 電気自動車などの基準を満たしたエコカーは非課税になることも。
- 中古車も対象になる。
自動車にかかる税金を理解したら、続いてエコカー減税、グリーン化特例、CEV補助金について分かりやすく解説していきます。
エコカー減税とは
エコカー減税は「自動車重量税」に対して適用される優遇措置です。
燃費がよかったり、排ガス性能がよい車に対して自動車重量税が軽減されます。
基本的に自動車を購入した時に1回限り適用。
購入時に免税を受けた電気自動車等は初回継続検査時も免税になります。
基準を満たせば中古車も適用対象です。
対象車は?
対象となる車は下記の通りです。
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド車
- 燃料電池自動車
- 天然ガス自動車
- クリーンディーゼル車(ハイブリッド車含む)
- ガソリン車、LPG車(ハイブリッド車を含む)
電気自動車やプラグインハイブリッド車、ガソリン車等の性能の違いを知りたい方はこちらをご覧ください。
各メーカーのエコカー減税対象車は、メーカーのホームページを確認するか、こちらから確認できます。
どれくらい減税されるの?
電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車、天然ガス自動車は免税です。
ハイブリッド車を含む、ガソリン車、LPG車は燃費基準の達成度合いによって25%軽減~免税されます。
2023年以降はどうなる?いつなくなる?
エコカー減税は期間限定の優遇措置です。
適用期間は2023年5月1日~2026年4月30日までです。
ハイブリッド車を含むガソリン車、LPG車、クリーンディーゼル車は2024年1月1日からと、2025年5月1日からの2段階で減税の基準が厳しくなっていきます。
ハイブリッド車やガソリン車を購入する場合は、エコカー減税をお得に使うという視点であれば、2023年の間に購入するのがよさそうですね。
電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車、天然ガス自動車は適用期間内はずっと免税になります。
グリーン化特例とは
グリーン化特例は「自動車税種別割」や「軽自動車税種別割」が軽減される優遇措置です。
購入した翌年度の自動車税種別割等が軽減されます。
軽減されるのは1年分のみで、その後は軽減されません。
中古車も対象にはなりますが、新規登録された翌年度分の自動車税種別割が軽減されるので、中古車が対象車になるのは稀だと思われます。
対象車は?
対象となる車は下記の通りです。
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド車
- 燃料電池自動車
- 天然ガス自動車
ハイブリッド車やガソリン車は対象外です。
どれくらい減税されるの?
自動車税種別割は50~75%軽減。
軽自動車税種別割は25~75%の軽減となります。
2023年以降はどうなる?いつなくなる?
グリーン化特例も期間限定の優遇措置です。
適用期間は2023年4月1日~2026年3月31日までです。
CEV補助金とは
電気自動車などは本体価格が高額になります。
そのため、購入の負担を減らすため、対象のエコカーの購入時に国や地方自治体から補助金がでます。
補助金が出る条件は
- 一定期間内に新車を購入すること。(新古車や中古車は対象外)
- 原則4年保有すること。
などが条件になっています。
CEV補助金と地方自治体の補助金は併用できます。
地方自治体の補助金はそれぞれ違いますので、こちらで確認できます。
NeV 次世代自動車振興センター 地方自治体の補助金について
対象車は?
対象となる車は下記の通りです。
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド車
- 燃料電池自動車
- 超小型モビリティ
- 電動二輪
- ミニカー
ハイブリッド車やガソリン車は対象外です。
補助金はどれくらい出る?
定められた基準によって交付額が変わってきます。
補助金の上限は下記の通りです。
- 電気自動車・・・85万円
- プラグインハイブリッド車・・・55万円
- 燃料電池自動車・・・232万円
- 超小型モビリティ・・・35万円
- 電動二輪・・・12万円
- ミニカー・・・30万円
交付条件や金額は毎年変わってしまうので、ディーラーに相談して補助金の申請を行った方がいいでしょう。
いつなくなる?
補助金は予算が決まっているため、国や自治体が定めている予算に達すると終了になります。
交付は先着順になります。
2023年9月19日時点で、終了見込み時期が2024年の1月下旬~2月中旬になっています。(あくまで見込みなので早まる場合もあります)
まとめ
エコカー減税、グリーン化特例、CEV補助金について2023年以降どうなるのか、いつなくなるのか、について解説してきました。
自力で減税額や補助金の交付金額を算出するのはとても難しいので、ディーラー等に行ったときにスタッフさんと相談しながら、金額を確認していきましょう。
電気自動車などは購入価格が高額になるので、税金の優遇措置や補助金をうまく活用していきたいですね!
エコカーを購入するときに、この記事が参考になれば幸いです。
それでは、また!